5時間WSで初心者達が感情豊かな演技をした動画

経験者の方、初心者が演じたこの演技レベルを1か月で出来ますか?

演技の初心者の方に参加していただき、
短時間なのでアイゼ・アプローチの『エモーショナル・アクト』というエクササイズ 一つだけを使いました。
参加者全員の動画です。

ビフォー 1 分、アフター 1 分 を5 ペアです。

結果的には良い演技の条件である
『リアルで強い感情をスムーズに
『複数の感情を混ぜる』
『瞬時に感情を切り替える』
『他人に見せたくない感情』
『感情と反対の態度』
『小さくまとまらず、はみ出した演技』

『感情を動きに表す』

という上級者レベルの演技が出来ています。

見ていただいて分かるように
5 ペアとも、ビフォーは同じような演技です。

アイゼに体験入学に来る演技経験者でも
アフターの演技を出来てる人はほとんどいません。

アフター演技は特に B(右側)が大きく変化していて、
それぞれ個性的・感情的にリアルに演じられています。

A(左側)も変化していますが、
まだまだ変われる余地はあります。

A はもっとチャラく、自分のペースに相手を巻き込む感じが欲しいです。

まず Bが感情的に演じるのが難しいので
私が Bに掛かりっきりで、Aの練習があまりできなかったのが原因です。

しかし、Aは Bほど感情は必要ないので
あと数時間あればもっとチャラいキャラクターに近づけます。
さすがに実質 5時間では短かったです。

Bもこれで完成ではありませんが、
Aも Bも殻を破って自由になっているので、まだまだ簡単に伸びます。

演技経験者のかた、
『リアルで強い感情をスムーズに
『複数の感情を混ぜる』
『瞬時に感情を切り替える』
『他人に見せたくない感情』
『感情と反対の態度』
『小さくまとまらず、はみ出した演技』

『感情を動きに表す』

を意識して練習してみて下さい。

実際に演じると見てるだけより
アフター演技のレベルが高いことに気づくと思います。
(台本はこちら)

よくある意見

演技がおおげさ

たしかに大げさです。
しかし、日常でこれくらい大きく表現することはないですか?

アイゼでは大げさなくらい演じられるようにしています。日常がそうだからです。
大きく演じられる人が、小さく演じるのは簡単ですが、
小さくしか演じられない人に「大きく」と求めても無理なんです。

スタニスラフスキーやメソッド演技をやっている人は
リアリティーや感情のある演技をやろうとして、
小さな演技におちいっていることがとても多いです。
小さな演技は「上手っぽく」見えるだけで、そこが限界なんです。

「大きな演技」だけなら簡単ですが、
大きく表現するというのは、ちゃんと中身(リアリティー・感情)ができていないと、
すぐにばれてしまいます。
だから難しく、俳優は怖がり小さな演技に逃げてしまうのです。

まとまりがない・テンポが悪い

はい、それは認めます。
しかし、まだ5時間の段階です。
最初からまとまり・テンポを意識すると
自由でなくなり、ただの段取り演技にしかなりません。

アイゼでは最初は演劇的なテンポは無視しろと言っています。

Aは Bを自分のペースに巻き込めるように。
Bは何としてもお金を返してもらえるように。
そうすると勝手にリアリティーのあるテンポになります。

それが出来てから演劇的なテンポでまとめるのです。

大人が5万円位であんな状態にならない

そうでしょうか?

状況によっては、5万円が50万円の重みがあるときもあります。
今日中にサラ金に返さないといけないかもしれません。

アイゼでは作品の内容を変えない範囲で、
ありきたりの解釈にならないようにしています。
台本を読んで分かるように、細かい設定は書いていません。
ならば、アフターの演技くらい “切実さ” があってもおかしくありません。

なぜ、ありきたりの解釈になるのか?
・想像力がないから
・難しい設定にすると演技が難しくなるから

演技が難しくなるから難しい設定にしないという逃げの演技はやりません。
難しい設定にして、演じられれば
「面白い発想力、すごい演技力」ということでオーディションで合格しやすくなります。

以上のような
「おおげさ」「まとまり」「テンポ」を言う人は
初期の練習段階から完成形をやろうとする人たちで、
演技を少しかじった人に多い意見です。

逆に良い演技をする人は
演技の組み立ての段階を分かっているので
初期段階はこれでいいというのを分かっていて、
「5時間でこの演技はすごい」と言います。

最初から完成形をやろうとすると
窮屈な段取り演技で自由を奪われるからです。
自由といっても、何をやってもいいわけではありません。
動画の演技はちゃんとセリフ通りです。

まだまだ、やり足りないものはありますが、
初心者が実質5時間の練習にしては上出来だと思います。

アフターの演技で
「演技は正しい練習をすれば、必ず誰でもできる」
と私が言い続けているのを理解していただけたかと思います。

プレゼンテーションについて

基本的にプレゼンテーションは感情や動きは無いので、
演技ができればプレゼンテーションは簡単になります。

プレゼンテーションのワークショップなどでは、

綺麗な声
正しい話し方
正しい目線・身振り

などを教わると聞きます。
しかしそれは演技で最初から完成形を求めるのと同じで
窮屈でしかありません。

やはりプレゼンテーションの練習でも

自由に話せる
気持ちに沿った身振り

から始めないと効果は薄いものです。
まず自由に話してみて下さい。

アイゼの練習の基本的な考え方は
自著『緊張をとる』『集中力のひみつ』に書いてありますので
図書館でいいので読んでみて下さい。

今回、参加していただいた皆さま、ありがとうございました。
感謝しています!!

台本

【男性用】
住宅街の小さな公園。
10月の16時。暑くも寒くもない気候。

A:  おーい、男前ー、こっちこっち。 
B:  ・・なんなんだよ、そのテンション!
A:  連絡ありがとう! 久しぶり。元気だった? 俺は元気、お前も元気じゃん!
B:  持ってきたか? 分かってるよな、俺の状況。な、な、な!
A: 俺も会いたいと思ってたとこ。
B: ホントか? あっそうー。
A: いい話があるんだ。
B: ・・・いいよ、先に返せよ。
A: 5万くらいでさ、小さい!・・・今、オレオレ詐欺でもうかってるんだ。説明聞かない?
B: はっ? 聞かねぇよ、何やってんだよ! ・・はぁー、ダメか。(帰る)
A:   おーい、詐欺なんかしねえよー。・・・よーし、これでアイツと会わなくて済む

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2019年10月15日

Posted by らい